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2011年10月29日 (土)

「“子どものための保育”を守る全国研修会」

 

平成23830日(火)に、自民党本部8階ホール、901号室に於いて、当連盟主催「“子どものための保育”を守る全国研修会」が開催されました。「子ども子育て新システム」に断固反対するため、全国の保育関係者が1,000名以上集まるという大盛会となりました。

 

総合福祉研修会本部事務局長の松本和也氏から、新システムを念頭においた『社会福祉法人新会計基準の概要と留意点』についての事前特別研修を受けた後、第1部研修会開会式が行われました。当連盟副会長木村義雄氏の開会の言葉、来賓の自民党全国保育関係議員連盟会長野田毅氏あいさつの後、自民党シャドウ・キャビネット厚生労働大臣田村憲久氏、自民党政務調査会副会長金子恭之氏、社会福祉法人顕真会理事長小笠原文孝氏で「保育の質と子ども・子育て新システムの問題点」についての鼎談が行われ、鋭い意見の交換がありました。

 

2部全国研修会では、当連盟会長であり、自民党総裁谷垣禎一氏が主催者代表のあいさつをしました。来賓として党三役が揃うという自民党本部の力強いご支援のもと、総務会長小池百合子氏、幹事長石原伸晃氏、政務会長石破茂氏から「新システム断固反対」のお言葉をいただきました。その後、衆・参両議員の先生方70名超、代理出席の秘書の方々も合わせ総勢100名余りお集まりいただき、岡田澄子副会長が「子ども・子育て新システム」に反対する決議を行い、青年部のシュプレヒコールで会場は一致団結、今後の運動に向けての盛り上がりをみせました。

 

 

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830日“子どものための保育”を守る全国研修会において

 

谷垣禎一自民党総裁、新システムに断固反対の決意を表明した

 

 

 

 谷垣禎一自民党総裁あいさつ

 

 きょうは保育推進連盟の新システムを粉砕するぞという決起集会を、この自民党本部で開くことになり、お暑い中を全国からお集まりいただき、ご苦労さまでございます。(以下、一部略)………この保育推進の皆さんには、常に変わらず、自民党を支持、支援する態度を取っていただいたことは、保育推進の会長としてではなく、自由民主党総裁として本当にありがたいことであったと、皆さんに心から御礼を申し上げる次第です。本当にありがとうございました。(以下、一部略)………きょう皆さんは、新システムは絶対におかしいという気持ちでお集まりいただいたと思います。きょうもシンポジウム等々の中で、この問題に関しては詳しい議論がいろいろあったと思います。ただ1点、児童福祉法24条の公的責任というものをどんどん縮小していく中で、結局、出てくるのはこの保育、福祉の世界を市場化していく流れが出てきてしまう。そこが逆立ちをした、本末転倒の考え方ではないかと私どもは考えます。(以下、一部略)………きょう皆さんに大きな覚悟を持ってお集まりいただいたことは、たいへん心強く、力強いことです。この動きをみんなでもっと充実させ、私どもの考え方を必ず通していこうではありませんか。皆様方のさらなるご努力を心からお願いし、また自由民主党も皆さんと一緒に全力を挙げて戦うことをお約束して、私のごあいさつとします。

 

 

 

  石原伸晃自民党幹事長あいさつ

 

(冒頭、一部略)………民主党政権は、欺瞞と誤謬に満ちた政権だと思います。(以下、一部略)………ついには皆さん方のところに乗り込み、子どもを育てることで金儲けをするところを応援すると言い出したわけです。先ほど総裁もお話ししたように、法律でしっかり定められている保育を商業ベースに乗せ、儲けましょう。儲けさせたところに、今度は票をもらいましょう、こういうことを言っているのに等しいわけです。(以下、一部略)………私どもは政策論として、そういうものにはしっかりと対峙していかなければならないと思います。

 

 自民党の国会議員がほかの会でこんなに集まったのは、私が幹事長になって初めてです(笑)。これだけの方々が、皆様方とともに戦おうとしているのだと思います。(以下、略)

 

 

 

  石破茂自民党政務調査会長 あいさつ

 

 (冒頭、一部略)………なぜ子どもの権利が大事か、なぜ保育が児童福祉法に書いてあるかといえば、子どもは自己責任が負えないからです。(以下、一部略)………契約自由という言葉もきれいだが、保育を契約に任せていいのかといえば、そうではない。契約自由だから、私は契約しないという親が出かねない。あるいは保育所の側が、こんな親とは契約しないということが起こりかねない。(以下、一部略)………ヨーロッパでは保育所と幼稚園は分かれていないという議論をされる方がいるが、我が国ではもともと幼稚園と保育所がそれぞれの目的を持ち、併存してきたものです。ヨーロッパには、そのような概念はそもそもない。ないものを捉え、「ほら、一元化なされているでしょう」という考え方は、論理の飛躍あるいは欺瞞であります。(以下、一部略)………参議院選挙では、民主党は何も書いていませんでしたが、新システムの法案化はあってはならないことです。(以下、略)

 

 

 

  小池百合子自民党総務会長あいさつ 

 

 (冒頭、一部略)………どうぞ皆さん、一緒に戦っていきましょう。子どものためにも、日本のためにも、ともに力を合わせていくことをお誓いし、ごあいさつとさせていただきます。