意義と役割

日本保育協会の社団法人として活動してきた「保育政治」について、継承するための受け皿となって設立したこと。そのことにより、日本保育協会が社会福祉法人としての事業推進に専念することができるようになったこと。

自由民主主義政権の支援のための活動、特に、選挙運動、そのための研修会や組織強化等の政治活動の展開が行われたこと。

そのことにより、自由民主党の友好団体としての位置付けがなされ、児童福祉の推進のための保育予算確保等の諸活動が行われてきたこと。

そして、従来どちらかといえば政治に無関心または没交渉的な保育事業界の土壌に「保育と政治」がぬきさしならぬ関係にあることを位置付け、かつ世論を喚起させようとしたこと、などは評価されてよいでしょう。


いずれにしても、日本保育推進連盟は日本保育協会とともに手を携えて、児童福祉の推進と保育事業の充実発展を志向するものであるが、前者は政治活動を行うことを目的とし、後者は純粋に社会福祉事業を行うことを目的とするもので、別個の人格組織を有するものであるが、ともに保育事業の充実発展を乗せて走る車の両輪の関係して位置づけられるものである。